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宇宙大会委員のコメントROBO-ONE 委員会代表 西村輝一宇宙大会は当初、月面での開催を考えていましたが、今の宇宙計画では(民間が)月面に行けるようになるのは早くても2030年となります。 そこで、月面大会に先駆けて衛星軌道上で開催いたします。 地表からの距離を考えると、オゾン層までが約80キロメートルで、ちょうど東京から熱海くらいまでの距離になります。スペースシャトルや国際宇宙ステーションがあるのが、500キロメートルくらいですから、大阪くらいの距離となります。 「ROBO-ONE衛星」打ち上げは、ピギーパック方式(ほかに目的がある衛星を打ち上げるときに、ロケットの余剰出力を使って相乗りさせてもらう)とします。ビギーバック方式にする事により費用も1億から2億円程度で実現可能となりました。 衛星は北極と南極の上を結ぶ極軌道を取ることが予想され、このような衛星が日本の上空を通るのは約10分間。この間に一度の戦いを行います。衛星は4〜5回日本上空を通過しますので、その回数分は戦いができるということになります。 対戦するロボットは10×10×10センチの中に格納され、宇宙空間に放出された際に二足歩行に変形するタイプを開発する必要があります。また、そのロボットは地上に置いても二足で歩行する事を前提とします。 ロボットと衛星は5メートルの命綱でつながれており、CPUや電源を衛星側において命綱経由で送ります。また、命綱にはテンションセンサーがつけられており、伸びきってしまったことがわかったら、それはリングアウト扱いとします。実際の戦いまでには命綱同士が絡まないようにするような技術も開発する必要があります。 ロボットの操縦は地上より行い、ロボットのセンサーが送ってきた情報を使った遠隔操縦(テレイクジスタンス)します。数秒の遅延のある狭い帯域で操作することになるため、別室から3秒の遅延のある情報で戦えるかということが試されていて、現状では「良い結果」が得られています。 また、宇宙大会に向けての体制も整いつつあり、ROBO-ONE宇宙大会検討委員会改め「宇宙大会実行委員会 有限会社リヴィールラボラトリー」の運営のもと「宇宙大会技術評価委員会」がフォローアップするという形になります。 東京大学大学院 工学系研究科 中須賀真一教授去年、西村さんがいきなり研究室を訪れてきて、宇宙大会の計画を聞かされたときは、『一体この人は何を言い出すんだ』と思いました。でもよく考えれば、最初は誰も考えもしなかったようなことを実現してきたというのが宇宙開発の歴史なんです。ロボットも、やってみたらできるかもしれないと思いました 東大では『CubeSat』という“学生の手による”宇宙衛星を作り、これを成功させました*1。最初は、学生に衛星なんて作れるわけがない、作れてもすぐ壊れちゃうよ、なんていわれたものですが、2年が経過して、まだピンピンしています。学生が秋葉原で買って来た部品で作った衛星がちゃんと動いている……東大のいいところは秋葉原に自転車で行けるところなんですね。わたしも西村さんたちの熱い思いを宇宙に伝えられるように、技術面からサポートしていきたいと思います *1:CubeSatはもともとスタンフォード大学のボブ・トィッグス教授が提唱したプロジェクト。学生の手によって、民生用の部品で衛星を製作する計画 当サイトはMicrosoft Internet Explorer 6での表示を確認しています。Netscape Navigatorでの表示は乱れることがあります。 |
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